vs 鹿島ディアーズ
9/5 @東京ドーム
Game report
2007年のXリーグ開幕戦となった鹿島ディアーズとの一戦は、大雨にも関わらず2,300名以上の観客を迎えて東京ドームで行われた。
第1Q、クリエイターズ#85WR鈴木のキックオフで試合開始。クリエイターズ最初のディフェンスは、2年連続チャックミルズ杯を受賞したディアーズの新人#29RB丸田のランで、じりじりとダウンを更新されてしまう。そしてそのまま#29丸田に今季初TDを奪われ0-7。続くクリエイターズの攻撃。#15吉川のランを中心に順調にファーストダウンを更新するも攻めきれず、パントに終わる。その後のディアーズの攻撃は、ディフェンスが気合十分できっちりと4thダウンで抑え込んだ。幸先良くスタートを切った。
第2Q開始早々には、クリエイターズ新人#94DL大塚がQBサックを決める。更に#23DB亀田がインターセプトを決めるなど、クリエイターズディフェンスの好プレイが続き、一気に流れを呼び込んだ。ディフェンスの頑張りに応えたいオフェンスは、#14QB室田、#21RB鈴木のランでディアーズのレッドゾーンに持ち込み、得点のチャンスを迎えた。残念ながらタッチダウンには至らなかったものの、#85WR鈴木がきっちりとフィールドゴールを決めて3点を返し、3-7とディアーズを追撃した。しかし、ディアーズはそう簡単には追いつかせてくれなかった。続くキックオフでディアーズ新人#18中川が、84ydを走り切り、リターンタッチダウンを許し、3-14と再び離された。更に第2Q残り5分、ディアーズ#10QB尾崎から#88WR松永への62ydのロングパスを決められ、得点チャンスを与えてしまう。最後は、またも#29RB丸田のランでタッチダウンを奪われ、3-21。そして前半が終了。目標であるFINAL6出場に向けて、なんとか勝利を掴みたいクリエイターズ。まだまだ逆転のチャンスはある。ハーフタイムでは気合を入れなおして後半戦に望みを託した。
そして後半。#14QB室田から#82WR中村への14ydのパス、#21RB鈴木の28ydのランなど、クリエイターズの力強い攻撃が続いた。しかしながら、やはり堅牢なディアーズディフェンス。クリエイターズは4thダウンギャンブルで#15RB吉川へのパスを通すが、もう一歩及ばず攻守交代。徐々に鹿島のペースへと引き込まれていった。それでもディフェンスが粘りを見せて、自陣までは攻め込ませずに良いフィールドポジションでクリエイターズのオフェンスに。しかしここでクリエイターズオフェンスが、痛恨のファンブル。ここでクリエイターズディフェンスも耐え切れなくなり。、自陣の深くまで攻め込まれ、最後はディアーズ#5山にタッチダウンランを奪われ、3-28と突き放された。
そして第4Q。疲れの見え始めてきたクリエイターズディフェンスが、次々とディアーズにファーストダウン更新を許してしまう。なんとか流れを変えたいクリエイターズディフェンス。ここで#52LB熊谷の強烈なブリッツが炸裂。ディアーズRBのボディブロックで転倒しながらも、素早く起き上がり執念でQBサックを決める。しかしながら、一度勢いに乗ったディアーズオフェンスはなかなか止まらない。#38RB佐藤に11ydのTDラン、#26DB鹿島に40ydのFG、#29RB丸田にこの試合3本目のタッチダウンランを立て続けに決められ、3-45。クリエイターズオフェンスは、流れを変えるためにベテランQB#18来住野を投入。#15RB吉川、#17WR清井、#6WR金原らに次々とパスを通した。リズムを掴んだと思われたクリエイターズオフェンスであったが、ロングゲインを狙った30ydのパスをインターセプトされてしまう。そして返すディアーズオフェンスは、#5RB山が47ydのTDを決めて、3-52。クリエイターズは最後の粘りを見せたいところだったが、キックオフリターンでまたもやファンブル。最後はディアーズに余裕を持って時間を流され、無念の試合終了。初戦を白星で飾ることは叶わなかった。
試合全体を振り返ると、クリエイターズオフェンスが攻撃回数、攻撃時間ともに上回っているにもかかわらず、点差は大きく開いてしまった。大事な場面でファンブル、インターセプトなどによるターンオーバーが出てしまった結果と思われる。そして、ここぞという場面でのディアーズの攻撃は、やはり素晴らしかった。後半に入ってから徐々に力の差を見せつけられてしまった。しかし前半のクリエイターズの戦いぶりを見ると、春から比べて明らかに自力が上積みされたことが見て取れる。なかなか思うようには続かないものの、オフェンスのドライブ力は確実に向上しており、ディフェンスもXリーグトップクラスのディアーズを相手に、インターセプト、QBサックなどの好プレイを次々と生み出した。オフェンスが自滅しないこと、ディフェンスが集中力を持続すること、この2つの要素が噛み合ってくれば、勝利は間違いないものになってくるはずだ。残念ながら2007年シーズンは黒星スタートとなってしまったが、リーグ戦はまだまだ始まったばかり。しっかりと課題を修正し、1試合でも早く今シーズン初勝利を手に入れたい。今シーズンも、是非たくさんのご声援をよろしくお願い致します。
【writer:Meg】