vs 明治安田パイレーツ

vs 明治安田パイレーツ

6/7 @川崎球場

Game report

第32回パールボウルトーナメント順位決定戦が梅雨の晴れ間の快晴の下、川崎球場にて行われた。
昨シーズン最終戦の雪辱を返したいクリエイターズベンチにはいつにもまして大きな声が飛び交っていた。
vs 明治安田パイレーツ

 

第1Q、クリエイターズ#85K鈴木のキックで試合開始。
パイレーツの攻撃で#25のランや、#7から#81、#26へのパスなどで次々とファーストダウンを奪われてしまう。
最後は#7の18ydのランでタッチダウン。【0-7】と先制点される。
パイレーツのキックオフで試合再開すると、クリエイターズ攻撃も#20RB後田、#14QB室田、#21RB鈴木のランなどで順調に陣地を進める。
ゴール前9ydまで攻めながらも2回のパス失敗。3rdダウンでは交代したばかりの#12QB田(でん)が痛恨のQBサックを決められ8ydのロス。
敵陣17yd地点からのからフィールドゴールトライ。
しかしながら、#85K鈴木の蹴ったボールはわずかに左に逸れキック失敗に終わる。

第2Q、このまま流れを持っていかれるかに見えたが、クリエイターズディフェンスがきっちり3回の攻撃で止め攻守交代。#15RB吉川、#34RB佐々木のランで攻め続ける。
先ほどの雪辱を晴らしたい#12QB田。#83WR崎谷へのパスが成功するとそのまま独走。
75ydのロングゲインとなり、ベテラン勢の活躍で一気にクリエイターズサイドは盛り上がる。
vs 明治安田パイレーツ
その後、数回のパス失敗はあったが、#12QB田からディフェンスに囲まれながらもエンドゾーン内に走り込んだ#87WR中島へのパスが成功しタッチダウン。【7-7】同点となる。
vs 明治安田パイレーツ

続くパイレーツの攻撃でファンブルがあり、#51LB小坂井がそれを見事にリカバー。
しかしながら、このチャンスをものにできず再び攻守交代となる。
パイレーツの攻撃では#9、#16、#25らのランがコンスタントに決まる。このままズルズルと行ってしまうのかと一瞬不穏なムードが漂ったが、#47LB田島の連続タックルでなんとか凌ぎ、フィールドゴールトライとなる。
パイレーツのキックが成功し【10-7】と再びリードを奪われたまま前半終了となる。

第3Q、最初の攻撃はクリエイターズだったが、#12QB田の投げたパスをインターセプトされてしまう。
パイレーツは好シチュエーションでの攻撃だったが、クリエイターズのディフェンスが踏ん張りをみせる。新人#42DB桜井、#98DL吉村、#45DB山口らのタックルでロングゲインを許さずフィールドゴールトライに留める。
そのキックも失敗となり得点変わらず【7-10】。
クリエイターズの攻撃は先発QBの#14室田が戻ってくると自らの連続ラン、#87WR中島へのパスなどで次々にファーストダウンを更新。このままテンポ良くレッドゾーンへ突入するかと思われたが、#14QB室田のパスがインターセプトされ攻守交代となる。
しかしリズムに乗ったクリエイターズはすぐにまた攻撃権を得ると、#15RB吉川が軽快なカットで次々とディフェンスをかわし、56yd走り切りタッチダウン。
【14-10】とクリエイターズが逆転する。
vs 明治安田パイレーツ
さらにその直後のディフェンスでは#47LB田島がインターセプトし22ydリターンする。完全に流れをクリエイターズに持ってきた。

第4Q、パイレーツの攻撃は4thダウン残り3ydでギャンブルを試みるがパス失敗に終わる。次のクリエイターズの攻撃では#7RB片山が18ydのランでファーストダウンを獲得。#85K鈴木(崇)が登場し、48ydのフィールドゴールとなるが、残念ながらディフェンスの手にわずかに当たってしまいボールはゴールポストまで届かずキック失敗となる。
しかし最後に踏ん張りを見せた。
残り時間3分で#30WR藤縄がディェンス3人に囲まれながらも#3QB原からの高めに投げられたパスに跳びつきスーパーキャッチ。36ydのパス成功となる。
vs 明治安田パイレーツ
#85K鈴木(崇)が47ydのフィールドゴールを成功させ、【10-17】と追加点をあげる。
残り時間1分弱でパイレーツはタッチダウンを返したいところだったが、またしてもファンブル。これをクリエイターズ#97DL堀がリカバー。最後の攻撃のチャンスを奪い取った。

クリエイターズの攻撃は残りの時間を消費し試合終了。最終スコア【10-17】でクリエイターズの勝利となった。

この試合はチームにとって初めての1Q15分ゲームであったが、負傷者も少なく、また後半に入っても走り負けない強さを証明できた。この勝利をぜひ秋につなげ、今シーズンこそ2勝の壁をぶち破りたい。
【write : meg】

【photo : K.Matsubayashi】