vs LIXILディアーズ 試合経過

vsLIXILディアーズ(2018/11/04)

チーム史上初のワイルドカードプレイオフはレギュラーシーズンであと一歩及ばず敗戦したLIXILディアーズとの対戦。
冷たい雨が降り続く中、横浜スタジアムで行われた。

第1Q、ディアーズのキックオフで試合開始。
クリエイターズ最初の攻撃は、#6QBイカイカから##27RBアンドレへの8yd、7ydパスなどで2回1stダウンを更新。
さらに#27RBアンドレのランやパスで前進していくが、30ydほどドライブしたところで痛恨のファンブルロストで攻守交代。
ディアーズ最初の攻撃は1プレイ目でクリエイターズ#2DL池田が6ydロスタックルを決める活躍があり、スリー&アウト。
クリエイターズ2回目の攻撃は#27RBアンドレの14yd、8ydラン、#1QB中本の5ydランなどで2回1stダウンを更新。

第2Q、クリエイターズの攻撃が続き#27RBアンドレの13ydラン、#6QBイカイカから#84WR荻原への6ydパスが成功。
ゴール前13yd地点からの4thダウンはフィールドゴールトライを選択。
#19K関根の30ydキックは残念ながら失敗となり、先制点ならず。
ディアーズ2回目の攻撃は、#9から#11への10yd、#7への15ydパスなどが決まり2回1stダウンを更新される。
しかし、ゴール前36yd地点から3rdダウン残り2ydのところで、クリエイターズ#11DB松倉がロスタックルを決めダウン更新を許さず4thダウンパントで攻守交代。
クリエイターズ3回目の攻撃は#27RBアンドレの8ydランなどラン攻撃中心に攻め込む。
1回1stダウンを更新するが、敵陣に入ることができないまま4thダウンパントで攻守交代。
ディアーズ後半3回目の攻撃は2プレイ目にファンブルがあるが、前方に転がったボールをうまく確保して1stダウンを更新。
しかしその後はパス失敗が続き、4thダウンパントで攻守交代。
クリエイターズに攻撃権が移るが、ここで【0-0】のまま前半終了となる。

第3Q、クリエイターズのキックオフで試合再開。
ディアーズ後半最初の攻撃はスリー&アウト。
クリエイターズ後半最初の攻撃は、#27RBアンドレのラン攻撃が続く。
ハーフライン付近から4thダウン残り3ydでギャンブルを試みるが、1ydしか前進できずギャンブル失敗で攻守交代。
ディアーズ後半2回目の攻撃は、#13の5ydランなどで1回1stダウンを更新。
ラン攻撃を中心に攻め込まれるが、クリエイターズ#20LBミーチのロスタックルなどでなんとか攻撃を食い止め、4thダウンパントで攻守交代。
クリエイターズ後半2回目の攻撃は、#6QBイカイカから#84WR荻原へ32ydパスが成功。
しかし、ロスタックル、パスカットなどディアーズ守備陣に阻まれて4thダウンパントで攻守交代。
ディアーズ後半3回目の攻撃。
#9から#7、#18、#11へそれぞれ10ydのパスが次々に決まる。

第4Q、ディアーズの攻撃が続く。
ゴール前24yd地点まで前進されるが、3rdダウンの攻撃でクリエイターズ#12LB安田がロスタックルを決める。
4thダウンはフィールドゴールトライとなるが、#14の43ydキックは不成功。
クリエイターズ後半3回目の攻撃は、#27RBアンドレの15yd、14yd、#6QBイカイカの6ydランで3回1stダウンを更新。
さらにラン攻撃を続け、ゴール前29yd地点まで前進する。
4thダウンはフィールドゴールトライを選択するが、#19K関根の45ydキックは不成功。
1点がとてつもなく遠い。
ディアーズ後半4回目の攻撃はスリー&アウト。
クリエイターズ後半4回目の攻撃は、#6QBイカイカから#87TE原へ18yd、#5WR高岡へ18ydパスが成功する。
そして、#27RBアンドレが力強い走りで一気に前進し、32ydランのタッチダウン。【7-0】
試合時間残り2分40秒。
ディアーズ後半5回目の攻撃は3プレイ目でクリエイターズ#32DB富田がパスをインターセプトして攻守交代。
クリエイターズ後半5回目の攻撃は#27RBアンドレのラン攻撃を続けるが、ダウン更新できずにスリー&アウト。
試合時間残り1分8秒。
このままなんとか守りきって勝利を手にしたいところだが、なかなか簡単には試合を終わらせてもらえない。
ディアーズ後半6回目の攻撃は#9から#18へ13ydパスが成功。
さらにクリエイターズに2回反則があり、一気にゴール前6yd地点まで前進されてしまう。
そして#9から#7への2ydパスでタッチダウンを奪われる。【7-7】
試合時間残り25秒。
クリエイターズの攻撃となるが、得点には至らずここでタイムアップ。

タイブレークはクリエイターズの攻撃で開始。
クリエイターズの攻撃は、#27RBアンドレの4ydラン、#6QBイカイカの7ydランで1stダウンを更新。
その後2プレイ連続でロスタックルを受け、4ydロスしてしまう。
しかし、今年のクリエイターズの攻撃の勢いはここで止まらなかった。
#6QBイカイカから#28RB菅原へ16ydパスが成功してゴール前2yd地点まで前進。
そして#6QBイカイカがボールを持って周囲を見渡し、左ゴールラインギリギリのところへパスを投げる。
#84WR荻原がこのパスを飛び込んでキャッチしてタッチダウン。【14-7】
ディアーズの攻撃は、1プレイ目で反則があり10yd罰退。
#22の2ydラン、#9から#11への11ydパスが成功。
3rdダウン残り1ydで#22のラン攻撃をクリエイターズ#12LB安田のタックルで阻止。
4thダウン残り1ydのラストプレイはパス失敗で試合終了。

ファイナルスコア【14-7】でクォーターファイナル進出を決めた。
そしてクリエイターズはXリーグ昇格後、ディアーズ戦初勝利となった。

2002年以前からクリエイターズに所属するメンバーには、今日のこの試合に特別な想いがあった。
2000年代前半、クリエイターズは今は天国に旅立ってしまった仲間とともに「鹿島ディアーズに勝利すること」を中期計画に掲げていた。
東京ドームで【3-52】で大敗を喫したこともあったが、それから数年が過ぎ、ようやくその目標を達成することができた。
今日はその仲間がつけていた#73のジャージを借り、グランドで見守ってもらっていた。
目標を掲げてから20年近い年月がかかってしまったが、ようやく小泉氏に勝利を見せることができ、クリエイターズがその歴史に新たな一歩を踏み出した。

【現役選手で唯一小泉氏と一緒にプレイしていた#49K一木選手】

【photo by takuya.murata】
【write : meg】